彼らが入った所は、すごい作りがしてある所でした。





輝きを失った石  第一章・6





一方、階段左横の扉から中に入った跡部達は、同じく右の扉から入っていった佐伯達に会っていた。

どうやら、2つの扉は同じ所に通じていたらしい。





「何だよ。 同じ所に通じてんなら扉はひとつにしろよな。」





「まあ、そう言わないで。 そんなことより見てみなよ。

 これはなかなかすごいよ。」





そう言って佐伯は前方を見た。

するとそこには前面ガラス張りの壁が。

その向こうには草が生い茂り、荒れている空間があった。





「どうやらここは中庭か何かのようですね。」





「そうみたいだな。 ・・・?! 

  おい、見てみろよ。 扉がある。」





黒羽がそう言うので、皆が辺りを見回すと・・・。

なるほど、確かに壁の横に左右1つずつ扉がある。





「跡部、どうするんだ?」





宍戸がそう尋ねてきた。 それに跡部は答えた。





「そうだな・・・。

 この扉、どっちから行ってもまたここに戻ってくるんじゃねーか?

 この中庭を一周して。 だからこれでいいだろ?

 俺達がまた左側から入っていった、佐伯達が右側から入っていくで。」





跡部のその提案に全員賛成した。

そして、2つのチームはまた別々の扉に入っていった・・・。









【あとがき】

宣言通りとっとと書きましたが、まもや短いです。

なんで立海があんなに長くなっていたんだろう?

今回は跡部とさえさんのチームでした。

もっと長くかけないかなあ?



05.7.10




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