この町にこんなものがあったなんて・・・。

一体何故?






Symphony of destiny  第二章・3





噴水のある広場を離れた2人は、そこからさほど離れていない所にある宿にいた。





「じゃあ、跡部君。 俺、今からちょっと聞き込みにいってくるからここでおとなしくしててよ。」





「命令されるのがなんかむかつくが・・・。 分かった。

 俺様が待っててやるんだ、とっとと戻って来いよ。」





「わかってるって。 夜になる前には戻って来るから。」





そう言って千石は部屋をでていった。

・・・千石が何故1人で聞き込みに行ったのかというと、こういうことは慣れている者がやったほうが効率がいいと跡部が言ったからだ。

まあ、彼はただ単にめんどくさかったからだと思うが・・・。

そういうことで、千石は1人で行くはめになったのだった・・・。



                                      ☆



辺りが薄暗くなってきた頃、やっと千石は戻ってきた。





「ただいま〜。 いい情報つかんできたよ〜。」





「やっと戻ってきたか。 どうだった? どんなことが分かったんだ?」





「おかえりもお疲れ様もナシなのね・・・。

 えっとね、あの噴水なんだけど、案の定あの水は地下から湧き上がってきているんだって。

 で、今までに他の都市がどんなにひどい水不足になっても枯れたことは1度もないんだってさ。」





『あと、地下には水を生み出す物があって、それを何かが守護してるって話もあるんだよ。』





いきなりそう声がして、部屋の窓から2つの人影が部屋の中に現れた。





「えっ? 何でここに君たちがいるのよ?!」





驚く千石。 驚くのも無理はないだろう、そこにいたのはさっき別れた菊丸と伊武だったのだから。





「やっほ〜。 いやあね、ちょっと町を満喫していたらそんな話が聞こえてきたもんで。

 そんで君達のことが心配になってきちゃったんだにゃ!。」





「俺は行きたくなかったんだけど、英二がね。 ったく、何で休暇中なのに仕事しなくちゃいけないんだよ。」





「だったらついて来ないほうがよかったんじゃねえのか?」





ぶつぶつ呟く伊武にぐさっと言ったのは跡部。

そう言ったら伊武は黙ってしまった。 そして、この場には重たい空気が流れた・・・。





「まっ、まあそんなことはどうでもいいじゃない!

 2人共、手伝ってくれるんでしょう? だったらすぐに行こうよ!

 俺達、今から行くトコだったんだよ。」





その重たい空気を破ったのは千石だった。





「そっ、そうだにゃ。 早速行こう!

 調べるのに時間がかかって、人に見つかったなんてことないようにしなきゃいけないからね。」





菊丸のその言葉によって皆は腰を上げ、噴水のある広場に向かった・・・。









【あとがき】

今回はやたら遅く、そしてやたら短いです。

すいません・・・!!

なんか最近かなりトラぶってましてページが更新できないんです。

原因が未だに分かりません。

ぐう〜。

早く更新したいのにい〜。



05.6.18




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